【この記事は2009年8月7日に書かれたものを加筆・修正したものです】
目次
長距離運転
車の運転が大好きです。
しかし今回のような超ロングドライブだと少し体にこたえるのも事実。
そこでロングドライブに役立つTIPを少し・・・
クルーズ・コントロール・システム
略してクルコン。最近の車に搭載されているのを見かけますが、非常に役に立ちます。
使い方は簡単。
走行中にレバーの先端にあるボタンを押すとシステムが起動します。
そして車速が希望の速度に達した時にレバーを下げます。
すると、車は希望速度を保持したまま走り続けます。
数時間アクセルを踏み続けるのは大変なこと。
速度調整を車に任せてしまうと足が大幅に楽になります。
慣れるとアクセルを全く踏まないで車を操作できますよ。
眠気対策
アメリカ南部は特に日差しが強いのでエアコンを使っても
日光があたっている部分は暖かくなってしまうのです。
どうしても強烈な眠気に襲われます。
ガム、コーヒー、体操等、様々な眠気対策を試みたのですが、効果なし。
では個人的に何が効果的だったかというと、それは歌うことでした。
車の中で大口を開けて歌うことなどアメリカでは全然平気。
見られたって誰も気にしません。
ダラスへ
NASAに後ろ髪を引かれる思いでヒューストンを出発。
今日はダラスを目指します。
ダラスに入ってしまうとフリーウェイの出口標識はストリート名しか表記されていません。
私はいつもダウンタウンと書いてある出口で降りるようにしているのですが
今回それが見当たらなかったためダラスの市街地を過ぎ、郊外で降りる羽目になってしまいました。
降りた先は閑静な高級住宅地。
犬の散歩をしているご年配の方に道を尋ねます。
その方は自分の家まで案内してくれて1時間程話し込んでしまいました。
カリフォルニアよりダラスの方が住みやすいとのこと。
ロサンゼルス行きは止めて、ダラスに住むように勧められました。笑
ダラスの街は非常にきれいに整備されています。
私が散策した限りでは治安の悪そうな地域は見つけられませんでした。
中心のオフィス街を取り巻く住宅地やショッピング街は東京の白銀の様です。
特にご家族で暮らす方はこの街でなら安心です。
学校も多くあり教育水準も高そうに見えました。
ここでの目的はただ1つ。
ケネディ大統領が撃たれた場所を見ることです。
しかし辿り着くまでが少し大変でした。
その場所はフリーウェイ入り口へと続く道です。
特に場所の名前がありません。
更に、アトラスの地図はフリーウェイの路線図を読むのが限界な縮尺なのです。
テレビでは何度も目にしていた場所。
実際に来てみるとあの事件の映像がフラッシュバックされますね。
また、観光中の方にオズワルドがいたと言われるビルを教えてもらいました。
そして事件直後に警察が捜査した場所、橋の上や壁の裏等も実際に行ってみました。
もしケネディ大統領が生きていたらアメリカは今とは大きく変わっていたかもしれません。
そんな歴史が変えられた場所でしばらく佇んでいました。
フォート・ワースへ
その後I-30に乗り30分かけてフォート・ワースに向かいます。
ここでもダウンタウンを散策。
夕食にテキサス・スタイルのバーベキューを食べてみたかったので郊外へ。
地元住民情報を聞き、安くておいしいと評判の『Riscky’s』というBBQショップに行きます。
噂通りの低価格でサイドメニューも真剣に作られたおいしさがあり大満足でした。
僕は脂身が好きなので通常の『Beef Plate』にしました。
本日の宿
割高でしたが作りが非常にしっかりしていて支配人の方も非常にサービス精神のある方でした。
またネットはワイヤレスではなく、LANケーブルを繋いで接続しました。
ランドリーもきれいだったので、洗濯物を一気に洗ってしまいました。
明日はそのまま西へ向かいます。
テキサスを抜け、少し怖い街ニュー・メキシコ州のロズウェルに向かいます。
ロズウェル事件と言えば分かる人は分かるでしょうか?
何者かに連れ去られないことを祈りながら・・・笑
旅の記録
今日のルート
走行距離:308.5マイル(496km)
総走行距離:2,639.5マイル(4,247km)
今日の1枚
ドミニク・ディ・ピアッツァ・トリオの『プリンセス・シータ』
ベーシスト、ドミニク・ディ・ピアッツァのリーダーアルバムです。
ギターかと思うくらい音数の多いスムースなアルペジオや速弾きが聴けます。
またギターのネルソン・ヴェラスはブラジル出身でフランス在住のミュージシャン。
僕は彼のスタイルが大好きです。
ナイロン弦によるガラスのような研ぎすまされた音とめまぐるしい音の跳躍
そして息の長いフレーズ等が彼の持ち味です。
スタンダードも彼らが演奏すると今までには聞いたことの無い音楽に変わります。
コンテンポラリージャズに位置づけられますが、非常に聞きやすい作品だと思います。