アメリカ横断10:カールスバッド

【この記事は2009年8月10日に書かれたものを加筆・修正したものです】

視界

荷物で後ろが見えない・・・

ご覧の通り右後方が死角になっていたので・・・

サブミラーで後方確認バッチリ!

昨晩カー用品店でサブミラーを付けてみました。
ついに後ろが見えるようになりました!!

ロズウェルに向かって

今日はロズウェル事件で有名になった街、ロズウェルを目指します。

ロズウェル事件とは、ロズウェルから数十マイル離れた牧場に墜落したUFOを
アメリカ空軍が回収し、それを隠蔽したと言われている事件です。

子供の頃、UFOのような物を目撃しました。
でも、大人になってからは全く見ることが無くなりました。

当時見た物は、幼く純粋な心が生み出した幻か、
サーチライトの様な物が雲に反射した物ではないかなーと思います。

その昔、UFO特番ではロズウェルの街が何度も映っていました。
いつかUFOのことより、この雄大な自然を見てみたいと思うようになっていました。
なので、辺境の地ロズウェルに足を伸ばしてみようと思った訳です。

左腕のみ日焼けする・・・

すっかり日焼けしてますね。

竜巻

本日はまずI-20を西に走り続けました。

遠くに見える竜巻

数時間走ると遠くに竜巻のような物が見えてきました。
黒い雲が地表から立ち上っているのです。
その中で断続的に稲妻が見えるので、きっとあの中は暴風雨。

でも進行方向からはずれているので、このまま進んでもきっとあの中には入れないなぁ・・・

この頃はまだ余裕がありました。

と、思って走る事数十分。
いつの間にか巨大竜巻が私の進行方向にいました。
怖すぎる!!


路肩にトラックを停め荷物を積み直しているドライバーを数人確認できました。
これから通り過ぎるあの竜巻に備えているのだと思います。

竜巻との距離が縮まっていくと、風が少しずつ強くなり始めます。
そして雨が降り始めます。
雷鳴も轟いています。

想像以上の激しさにかなりの動揺を覚えます。

風邪に飛ばされそうな暴風圏に入った時。突然目の前がホワイトアウト。
視界が全く効かなくなりました。

高速道路上なので停車すれば追突の危険もあります。
とっさにハザードランプを出し路肩に車を寄せます。

そのまま停車していると少しだけ風雨が弱まってきました。
その隙に車を発進させます

正直すっごく怖かったです!!
ここにその時の一部始終を収めた動画を貼っておくので興味のある方は是非ご覧ください。
暴風雨のため揺れが気になりますね。

竜巻の後

その後、ペコスという街で高速道路を降ります。
この街は西部劇のような多くの廃屋があります。

ガソリンスタンドやモーテルの跡地はいくつかあるのですが
営業しているガソリンスタンドは一軒だけでした。
その一軒を探し当てるまで、街中を探しましたが
その間に先ほど通過した竜巻が目に見える速さこちらに接近しています。

しかしロズウェルへは一般道で行くので、ここでガソリン補給しなければ
最悪何も無い荒野の真ん中でガス欠になる恐れがあります。

しかたなく暴風雨の中、ずぶ濡れになりながらガソリンを入れました。
竜巻の中心に入る前に見つけられたのは運が良かった。

ペコスで虹見えた

ペコスでの虹。
『Over the Rainbow』を思い出しますね。

その後285線という片側1車線の一般道をひたすら北上してロズウェルを目指します。
竜巻が車と同じくらいの速度でこちらに向かってきます。
走れば雨がやみ、停まると雨が降り始めるというような竜巻とのレースになってしまいました。

アメリカの大平原
何とか距離をあけると、そこには幼少時代から思い描いていた壮大なアメリカ南西部の荒野が広がっていました。
目の前に沈む夕日。
視界360度に広がる地平線。

そうだ!これを見たくてアメリカ横断を始めたんだ!!

言葉にできない素晴らしい景色に思わず涙が。

撮影の後、荒野の真ん中で力の限り叫んだりしてみます。

『おーーーーーー w(゜o゜)w!!!!』

声がどこにも跳ね返らず、すっと消えていきます。
このことにも深く感動しました。
レコーディングスタジオでも声がこんな感じで減衰することはないです。
不思議な感覚です。

エンジンの音以外には何も聞こえない

また荒野には独特な匂いがあります。
まずアスファルト、それに何か香ばしい焦げ臭さが混ざったような匂いです。
こんなことも雑誌からでは得られない情報ですよね。

僕はは今日という日を忘れることは無いと思います。

日が沈んでしまいました。
撮影に時間を取りすぎてロズウェルへの到着は真夜中になってしまいそうです。

でもこの荒野の中にモーテルなんて見つけられそうにありません。
覚悟を決め、できるだけ竜巻から離れて停車して夜を明かそうと考えます。
荒野の中で自炊って何だかわくわくしますね。

そういえば撮影中に近くを狸のような色をした動物が通り過ぎていきました。
コヨーテだったりして・・・怖っ!

日が暮れる・・・

そんなことを考えながら走っていますと目の前に集落が見えてきました。

『カールスバッド』という小さな街です。
そして街に入ってすぐにAAA認定のモーテルを見つけてしまいました。
少々残念な気もしますがやっぱり安全面を考えるとモーテルに泊まるべきですね。

本日の宿


今日の宿泊先は『カールスバッド・イン』です。
部屋に入るとすぐに虫のお出迎え。
ハエやら稲に付いてそうな小さな虫がいます。
まぁ安宿なので仕方ないですね。
ベッドバグやダニがいない事を祈ってベッドに入ります。

今日は1日中運転していたので少し疲れましたね。明日こそはロズウェルに行きます。

旅の記録

今日のルート

走行時間:11時間
走行距離:491.7マイル(791km)
総走行距離:3,131.2マイル(5,039km)

今日の1枚


インキュバス『”S.C.I.E.N.C.E”』

今日はロズウェルに向かうのでUFOっぽいロックを聴いてみたいと思いました。
ヘヴィーなロックですが、ハードロックのような暑さは感じられません。
ヒップホップやジャズなどの要素もうまく取り入れられています。
音色の選択も非常に遊び心に富んだ曲が多いです。

ロックは演奏テクニックは重視してもアレンジがおろそかになったりすることもありますが
このバンドはプレイヤーの技術力も申し分無く、発想も素晴らしいです。

◀アメリカ横断09:ダラス
▶アメリカ横断11:ロズウェル

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