【この記事は2009年8月7日に書かれたものを加筆・修正したものです】

目次

喫煙と飲酒

ナッシュビル以南のアメリカでは数多くの喫煙が可能なレストランがあります。
また路上でビールを飲みながら歩く事を許されている区域も多いです。
だからレストランやファーストフード、モーテルに入る際は喫煙か禁煙かを聞かれます。

私が住んでいたボストンでは喫煙できるレストランを見たことが無かったので驚きです。
ちなみに屋外での飲酒もできません。

同じようにニュー・ヨークでも屋外での飲酒は禁止されています。
確かドラマ『Sex and the City』ではマンハッタンの路上での飲酒を疑われた主人公が
警察を呼ばれるシーンがあったと思います。

テキサスへ

本題に戻ります。
昨晩は帰りが遅かったので今日もチェックアウトぎりぎりまでモーテルにいることにしました。

今日は遂に憧れの地テキサス入り。

ここでの目的は2つ。
1.ヘリコプターを飛ばすこと。
2.ライ・クーダーの曲を聴きながら走ることです。(観光は二の次です)

ニュー・オーリンズからテキサスまではI-10を西に向かいます。
この辺りから日差しは急激に強くなります。
休憩に立ち寄ったガソリンスタンドで外に出ると腕に刺すような感覚を覚えます。

また所々で急激なにわか雨に会いました。
それは熱帯地方のスコールにも似ていて、昼間だというのに数メートル先の視界が全く効かなくなります。

日本では体験したことのないスコール

また、ニュー・オーリンズからテキサス州に入るまでは休憩所がありません。
休憩を取るにはI-10を降りる必要があります。

テキサス情報を入手する

テキサス州に入るとすぐに休憩所があります。

テキサス・トラベル・インフォメーション・センター

そこには、『テキサス・トラベル・インフォメーション・センター』が併設されています。
中には多くの観光ガイドや地図が置いてあり、その全てを無料で入手できます。
ここのおじさんは大変明るい方でテキサスについての多くの情報を教えてくれました。

テキサスの地図と観光案内

さらにこの休憩所内では無料でインターネットに接続することもできます。
エアコンの効いた涼しく清潔な建物で休憩できました。

これらの施設は『テキサス・デパートメント・オブ・トランスポーテーション』により運営されています。
州が観光に力を入れているのが伝わってきますね。
I-10を使ってテキサス州に入る方は、是非お立ち寄りくださいね。

星のオブジェが目印

ヒューストンへ

I-10をさらに1時間西へ進み、ヒューストンに到着。
航空宇宙局NASAで有名な都市ですね。

ヒューストン

僕はSFや宇宙関係がとても好きです。
だからNASAやジョンソン・センターを見学しないのは大変心苦しいのですが、
日程の関係で今回は宿泊のみ。
その代わりにいつも通りダウンタウンとスラム散策をしてきました。

ヒューストン

この街はよく考えられて作られています。
都市部のほとんどのストリートは一方通行ですが
その向きがストリートごとに互い違いになっているので全く迷いません。

建物は新しい物が多く、強いて言えばマンハッタンのオフィス街に似た雰囲気を持っています。
決定的に違うのは通行人が極端に少ないことと、匂いがほとんどしないことです。

夜のヒューストン

ニュー・ヨークのマンハッタンっては独特な匂いがありますよね。
恐らく地下鉄からわいてくるゴムの様な匂いだと思います。
この街はとても清潔なのが分かります。
例えるなら東京の大手町ですね。

本日の宿


ひとしきり散策も終わったところで本日の宿探し。
明日はダラスに向かうので、I-45を北上して郊外のモーテルを探すことにします。

見つけた宿泊先は『スター・イン・アンド・スイーツ』。
見た目から安宿の雰囲気を出していたので入ってみたら想像通りの価格。
ワイヤレス・インターネットも朝食も付いてくるとのことで即決しました。

しかし部屋に入ってみるとワイヤレスの信号が全く届いていません。
支配人に掛け合って無事にネットが使える部屋に変えてもらいました。
部屋も倍くらい広くなりました!!
でも1人で使うので少しもったいないような・・・

アップグレード前

↑これが↓これに

アップグレード後

明日の朝はダラスに向かいます。
JFK暗殺の街としても有名ですね。

旅の記録

今日のルート

走行時間:8時間
走行距離:356.4マイル(572km)
総走行距離:2,329.8マイル(3,749 km)

今日の1枚

ティム・ミラー『Trio2』

テキサス出身の有名なギタリストは多いです。
スティーヴィー・レイ・ヴォーン、コーネル・デュプリー、エリック・ジョンソン、チャーリー・クリスチャン、ハーブ・エリス・・・
僕がテキサスのギタリストで最初に思い出すのは、ギタリスト、ティム・ミラーかな。
コンテンポラリー・ジャズ作品です。
トリオという自由なスペースに、ティム自身が秩序を作り上げ、音を紡ぎます。
大好きな1枚。

◀アメリカ横断07:ニュー・オーリンズ
▶アメリカ横断09:ダラス

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