【この記事は2009年8月5日に書かれたものを加筆・修正したものです】
目次
アビンドンを出発
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起床後、目の前のバスケットコートで30分程フリースロー。
久しぶりだったけど、思った以上の本数を決められたので
良い日になりそうです。
今日はナッシュビルを目指します。
僕の大好きなブレント・メイソンやドゥエイン・オールマンなど
ナッシュビルに縁のある音楽家は多いです。
早速ルート81で西に向かいます。
車のトラブル
ところがルート81に入って数分後、車の調子が悪いことに気がつきます。
アクセルを踏んでも加速が鈍いし、
アクセルを離すと過度のエンジンブレーキがかかる。
何かおかしい、そう思い計器類に目をやると
エンジンのチェックランプが点灯しています。
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まずいです。
オーナーズマニュアルには
『このランプが点灯したら例え1ブロックでも走ってはならない。
すぐにディーラーに見てもらいなさい』
と書かれています。
取りあえず車は走るので、一旦一般道に出てボンネットを開けてみました。
当然だけど素人の僕に分かるはずがありません。
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自力での解決を諦め、走り続け、2つの出口を降り、
数件のガソリンスタンドと整備工場を訪ねます。
どのメカニックも車のコンピューターをスキャンする機械が無いので
手の施しようが無いみたいです。
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仕方無いので最寄りの大都市、ノックスビルで整備工場を探すことに決めました。
速度をあまり出さず、下り坂ではギアをニュートラルに入れたりと
細心の注意を払い3時間程で到着しました。
ノックスビルで見つけたお店はマフラー、ホイールの専門店でしたが、
藁にもすがる思いで頼んでみると
「任せてくれ」
と心強い返事。
数分後、無事に修理を終えた車が返ってきました。
一安心。
Chapman Highway Muffler
所在地: 2001 Chapman Hwy, Knoxville, TN 37920 アメリカ合衆国
電話: +1 865-314-6030
ナッシュビル
テネシー州に入ったので時計を調節する必要があります。
ここからはセントラル・タイムゾーンになるので時計を1時間戻します。
1時間得した気持ちになりますね。
ノックスビルからナッシュビルまではルート81とルート40を使い
およそ3時間で到着しました。
すっかりエンジンも元通りになった車は快調そのもの。
ルート40を降りてダウンタウン方面へ車を走らせます。
着いた場所は『ブロードウェイ』。
ストリートの両サイドにクラブが立ち並びます。
パーキングに関してこの街はワシントンD.C.とは違いました。
町の中心部でも至る所に『セントラル・パーキング・システム』という駐車場があり
安価で駐車できます。
早速車を停め、ブロードウェイに向かいます。
![](http://flowervillage.net/wp-content/uploads/2009/08/IMG_9845.jpg)
ブロードウェイでは至る所から楽器の音が聞こえます。
数多くのミュージシャンが昼間にもかかわらず演奏しています。
しかも演奏者のレベルが高い!
早速片っ端からのぞいてみて最も安定した演奏をするバンドを発見。
最前列の席を確保し、しばし耳を傾けます。
演奏後そのバンドのギタリスト、ロブ・リレイに話しかけました。
とても優しい人でナッシュビルでプロギタリストとして活動しているそうです。
ナッシュビルは多くの名盤が録音された場所でもあります。
そのためスタジオミュージシャンを夢見て世界各国からミュージシャンが集まることでも有名です。
そこでプロとして生計を立てるのは簡単ではないはず。
道理で凄腕なわけだ。
彼のサイトのリンクをはりますので、よろしければ視聴してみてください。
Rod Riley
本日の宿泊施設
その後ダウンタウンを散策し、今日の宿泊地探しへ。
本日は『クラブ・ホテル・イン・ナッシュビル』。
高級感溢れるホテルですが『ホテル・ガイド』というサイトのウェブ割引で大幅値下げ。
リンクをはっておくので是非見てくださいね。
Hotel Guides
Club-Hotel Nashville Inn & Suites
所在地: 2435 Atrium Way, Nashville, TN 37214 アメリカ合衆国
電話: +1 615-883-0500
夜のナッシュビル
夜、再びブロードウェイへ。
先ほど同様、数件の店を物色し良さそうなバンドの演奏する店に入ります。
今回は5人バンド。
フィドル、スティールギターがいて本格的なカントリーバンドでした。
かなり人気のあるバンドらしく、次々と観客のリクエストに応えて演奏していきます。
そのほとんどが1950年代の曲でした。
店自体の雰囲気もあってタイムスリップしたような錯覚におちいります。
時々カップルがステージ前にやってきてダンスを踊っていました。
男性客の3割程度がカウボーイハットをかぶっていて、僕も欲しくなってしまいました。
誰もがこんなに気軽に生演奏を聞きに行ける場所を僕は他に知りません。
まるで夢のような街でした。
それがナッシュビルが『ミュージック・シティ』と呼ばれる理由の1つですね。
明日は第3の目的地メンフィスです。
ここも音楽との関係が深い街です。
ナッシュビルを超える驚きがあるのでしょうか??
楽しみです。
旅の記録
走行時間:7時間
走行距離:369マイル(593 km)
総走行距離1298マイル (2088 km)
今日の1枚
今日はテネシー州に入った辺りからこのCDを聴いていました。
彼女は有名な映画の曲を歌っていたり、
ロックを歌ったり幅広い活動をしていますが
実はカントリーシンガーです。
プロデューサーであるダン・ハフのカントリーギターの名演も必聴です。
これらの曲のレコーディングはご存知ナッシュビルで行われたのですが
曲とナッシュビルの景観が面白いくらいにマッチしてました。
カントリーミュージックに興味を持たれた方の最初の1枚としてもおすすめです。
◀アメリカ横断記04:アビンドン
▶アメリカ横断記06:メンフィス