【この記事は2009年8月2日に書かれたものを加筆・修正したものです】

目次

ボストン

自宅から最後に見る景色

本日はついに出発の日です。
僕が住んでいたアパートからはプレデンシャル・タワーや
ジョン・ハンコック・タワーといったボストンの名所がよく見えます。

見慣れたはずのこの素晴らしい景色も、
最後となるとまた違って見えますね。

Toyota RAV4

さて、今回の旅の相棒の『Toyota RAV4』です。
この旅、そしてLAでの生活のために数日前に購入したばかりです。
数回の遠出で何とか慣れることができました。

今回は引越しのため荷物もかなりの量です。
それらを車上荒らしを防ぐため敢えて乱雑に詰め込んであります。
杞憂に終わると良いのですが。。。

バークリー音楽大学前

ボストンを出発する直前に母校バークリー音楽大学前を通りました。
偶然出会った学友に最後の写真を撮ってもらいました。

フリーウェイへ

ボストンからフリーウェイ(高速道路)『I-94』に乗り、ひたすら南下します。
ニュー・ヨークへは5時間ほどかかりました。

以前ニュー・ヨーク行きで使っていたチャイナバスは
早い時には3時間半で到着します。

途中猛スピードで走ってきたバスに何回か煽られましたが、
笑って許してあげることにします。

ニュー・ヨークへは何度も行っているのでこの旅ではスルーします。
そしてそこからワシントンD.C.を目指すのですが、
そこからの景色が素晴らしかった。

遠くに見えるターン・パイク

特にニュー・ジャージーのターンパイクは圧巻でした。
今までに見た事の無い大きさの橋が縦横無尽に走っているのです。
一体どれほどの時間と費用がかかったのでしょう。
人間の力の大きさを感じます。

そうかと思えば壮大な自然もフリーウェイの周辺では溢れています。


出発から2度の給油、休憩時間込みで
14時間かけてようやくワシントンD.C.に到着したのですが、
Atlasの地図は都市中心部のかなり狭い範囲でしか書かれていません。

とりあえずI-95からWest 495に乗り、適当な出口で降りてみました。
ところがこれがハズレで、そこは高級住宅地。

一時は完全に道に迷ってしまいました。
最終的にガソリンスタンドのおじさんからイエローページ(電話帳)を借り、
ようやく今日の宿泊地を決定する事ができました。

本日の宿泊施設

初日の宿

こちらのフリーウェイは日本と違って
ライトアップされている箇所が非常に少ないです。

都市近郊であっても、ほとんど街灯が無いので車のライトに頼らざるを得ません。
今日中に何とかワシントンD.C.入りをしたかったので仕方ありませんでしたが、
これからは暗くなる前に宿泊先を決めたいところです。

旅の記録

旅のデータ
走行時間:14時間
走行距離:470マイル(756km)

今日の一枚

長距離ドライブでは好きなだけ音楽を聴けるので本当に楽しいですね。

折角なので音楽家らしく、これからは毎日、車内で最も多く聞いたCDを
1枚ずつ紹介してみようと思います。


今日はブラジル出身の音楽家Egbert Gismontiの『infancia』。

彼は優れたピアニストでありギタリストであり作曲家でもあります。
最初に聞いた時はまずその超絶テクニックに圧倒され、
聞き続けると彼の作る世界にぐいぐい引き込まれます。

ECMのCDはとても良く録れていて、彼の音楽性を余す事無く表現しています。
なんと来月日本での公演が予定されているそうです。
とってもうらやましいです。

◀アメリカ横断記01:準備
▶アメリカ横断記03:ワシントンD.C.

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